エネルギー・地球温暖化

2004年02月27日

 

松下電器、従業員の環境家計簿活動で二酸化炭素排出量を削減

Keywords:  地球温暖化  NGO・市民  企業(製造業)  政府  政策・制度  省エネ 

 

松下電器は、企業としての環境への取り組みに力を入れる一方、従業員と家族への啓発と活動を支援する「地球を愛する市民活動」(LE)を続けている。松下電器グループの従業員と家族が、家庭や地域においてもエコライフを実践しよう、というもの。

1998年にLEで環境家計簿活動をスタート。当初は3,300世帯だった参加家族も2003年度は27,000世帯に増え、取り組みの輪が拡がっている。

2002年には26000世帯が参加し、1世帯当たりの平均二酸化炭素排出量は2190kg、前年より8.5%減だったことが集計の結果わかった。これまでに延べ約10万世帯が参加し、全体で約17%の二酸化炭素削減を実現している。

LEでは、環境家計簿の取り組みのほか、シンポジウムの開催や、レジ袋ゼロにチャレンジの取り組みも行っている。

環境家計簿は、市民一人一人が自らの日常生活と環境とがどのように係わっているのかを知り、自分の生活にともなって生じる環境への負荷を減らし、環境にやさしいライフスタイルを実行していくためのツール。環境省の作成したものが最初だが現在では多くの自治体や企業が独自のツールとして作成・利用している。




登録日時: 2004/02/27 08:59:45 PM

英語記事はこちら


 


 

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