2003年09月27日
紙おむつと生理用品メーカーのユニ・チャームは、使用済みの成人用紙おむつをコンポスト化し再資源化する事業を2003年8月から始める。高齢化社会の到来とともに、年々増加している病院・介護施設でゴミとして捨てられる使用済みの大きな紙おむつへの対応をはかる。
本リサイクルシステムでは、まず病院・介護施設で使用した成人用紙おむつを、有機処理装置(一日300kgを処理可能)に投入。発酵菌、PH調整剤などを入れ、紙オムツを破砕後、温度を制御して発酵処理する。一次処理されたものを取り出してリサイクルセンターへ運び、有機物とその他に分離してさらに熟成させる。
有機物は園芸用堆肥にして、花卉栽培用にマテリアルリサイクルされ、分解できないプラスティックなどは、廃棄物固形化燃料(RPF)にして、エネルギーとしてサーマルリサイクルされる。
登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM
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