2003年02月25日
日本政府は第3回世界水フォーラムの閣僚級国際会議の準備会合として「閣僚級国際会議に関する非公式諮問会合(第2回)」を2003年1月30-31日に開催した。各国政府、国際機関等から広く意見を募るための会合で、95ヶ国21国際機関等300名弱が参加した。
日本政府は、閣僚宣言をヨハネスブルグサミットのフォローアップとして位置付け、世界に対して行動指向の力強い政治的メッセージとしてまとめる方針であると説明した。
また、個別課題として、日本政府から出された以下の点について議論された。
・安全な飲料水を得られない人口と基礎的な衛生施設を得られない人口を2015年までに半減させるという目標にどう取り組むか。
・世界における水の全使用量のうち、7割が農業のために使われている現状を踏まえ、農業における水利用の効率化、貧困撲滅につながる農村開発をどう進めるか。
・水循環の環境保全を推進していくためにどのような行動をとるか(森林の保全を含む)。
・洪水による被災者が年々増加していることに対し、国際的な連携を含めどのような対応をとるか。
・2005年までに全ての国で統合的水管理に関する計画を策定するという目標をどのように達成するか。
登録日時: 2003/02/25 09:57:43 AM
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