市民社会の動き

2017年11月17日

 

奈良県立医科大学 MBT(医学を基礎とするまちづくり)研究所を開設

Keywords:  市民社会・地域  レジリエンス  幸せ 

 

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イメージ画像:Photo by klimkin.

奈良県立医科大学は2016年10月12日、MBT(医学を基礎とするまちづくり)研究所を開設したことを発表した。MBTの理念とは、少子高齢社会を快適に暮らすことができるまちづくりの実現を目指して、同学が持つ医学的知見やノウハウをすべての産業に投入することによって、産業創生を行うと共に地方創生に寄与することである。また、奈良県・橿原市と連携し、重要伝統的建造物群保存地区の空き家を活用し、医療と観光の連携により、人も町も元気にしていく。

MBTについてはこれまでに、内閣府により地域活性化モデルケースに選定(2014年5月)、国が橿原市の地域再生計画を認定(2015年5月)、経産省から補助金交付(2015年6月)、総務省からMBT関連事業に関する調査を受託(2015年9月)などの動きがあった。

同研究所における各計画の遂行により、(1)都市部、へき地を含む奈良県内における地域包括ケアシステムの実現に寄与すること、(2)未病時や退院後も医学的に見守られている安心な社会が構築でき、医療介護費の削減に寄与すること、(3)医大周辺地域が、医学を基礎とする産業創生のメッカとして認知されることで、医科大学の潜在力を上げるとともに、さらなる企業誘致や地域産業の活性化を促し、橿原市、および奈良県が地方創生のモデルとなりうること(4)MBTで得られた知見・ノウハウ・活動・成果を国内外に発信することで、全国各地、および海外へも展開しうること、などが期待されている。

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