市民社会の動き

2015年06月01日

 

学生団体S.A.L. To2Bagプロジェクトで社会貢献

Keywords:  市民社会・地域  国際 

 

写真:To2Bag
Copyright S.A.L. All Rights Reserved.

今や「かわいい」は日本の文化と呼ばれ、世界に広がっています。その「かわいい」をきっかけに、社会貢献の意識を高めようとしているのが、学生団体S.A.L.の活動から生まれたTo2Bagプロジェクトです。どのような取り組みをしているのでしょうか?

慶應義塾大学公認の学生団体S.A.L.は2015年3月21日、To2Bagプロジェクトの企画として、エシカル業界でも有名なジーンズブランドLee Japanとのコラボワークショップを開催しました。LeeのTシャツや、S.A.L.がプロデュースするオリジナルバッグTo2Bagの染色を行うなど、「かわいい」をインセンティブとして参加者を集めることでTo2Bagの認知度を上げ、活動の幅を広げることが目的です。

S.A.L.は、国際問題に関する理解を深め他の学生に啓発していくことを目指し、Send out(国際問題を伝える)、Aid(助けを求めている人を支援する)、Learn(世界の現実を知る・学ぶ・理解する)を理念に活動しています。主な活動として、スタディー・ツアーで国際問題の現実と向き合い、自分たちに出来ることは何かを考えながら、イベントやフリーマガジン、ドキュメンタリー、商品プロデュースなどのプロジェクトを行なっています。

To2Bagプロジェクトでは「ソーシャルなバッグで学生から社会貢献のイノベーションを起こす!」というコンセプトで、バングラデシュの工場で制作したTo2Bagを日本で販売しています。

To2Bagは、"To Bangladesh To Japan" を元にした造語です。To Bangladesh には、バングラデシュの劣悪な工場環境を改善することで、安定した賃金と新たな雇用の創出を実現し、労働者の自立に繋がることを目指す、という意味が込められています。To Japan は、ボランティアや寄付という一方的な支援ではなく、持続可能なビジネスで貧困を解決していくという新しい社会貢献・国際協力の形を、日本の学生に伝えることを意味しています。

写真:To2Bag
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コラボワークショップには約70名が参加し、時には笑顔で、時には真剣な表情で、染色にチャレンジしました。染色体験以外にも、Leeの取締役と学生による対談や、バッグを製作している工場についての紹介などが行われ、プロジェクトへの想いを参加者と共有しました。イベント参加費から生まれた利益は、工場のメンバーがよりよく働ける環境作りにあてられます。

染色体験への参加者からは、「Leeのかたに色味とかいろいろ相談できて、納得の色に染められました!ちょっとお話もできて楽しかったです!!」「オリジナルのLeeのTシャツをつくるだけでも素敵なのに、フェアトレードにつながっているのは、すごく近くに感じるきっかけになりました」などの声が聞かれ、楽しみながら社会貢献を身近に感じている様子が伺えます。

「Leeの社長さんから直接お話を聞くことができたのは、とても貴重な経験だと思う」「学びって聞いたことや見たことをそのまま鵜呑みにしがちになるけど、多角的な見方をするってすごく大切だなあと、自分を見直すきっかけにもなりました!」など対談の企画も好評で、参加者が刺激を受け、自ら考えることにつながるイベントになりました。

写真:To2Bag
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日本の学生がバングラデシュでの雇用を生み出し、ワークショップなどを通して多くの人々に現状を伝えながら、持続可能な自立を実現しようとしているTo2Bagプロジェクト。世界の課題に目を向け、具体的な行動を起こしているこのような活動が、多様な広がりを見せ、世界をより良い方向へと突き動かすことを期待します。

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