幸せ・レジリエンス

2017年09月16日

 

キッズドア、学力支援で子どもを貧困から救いだす

Keywords:  幸せ  市民社会・地域  教育 

 

キッズドア ウェブサイト
キッズドア ウェブサイト

特定非営利活動法人キッズドアは2007年1月、日本国内の子どもの支援のために創立された団体です。「日本の子どもたちの笑顔のために」をテーマに、企業・行政・法人・個人・学生が連携して子どもの支援活動を行っています。貧困で困難な生活環境であっても、学力支援を軸として、すべての子どもが将来への夢や希望を持てる社会の実現に向けて活動しています。

キッズドアは、すべての子どもが夢と希望をもてる社会を目指し、どんな状況下にいる子どもであっても、夢をあきらめず、将来に希望を持って活躍できる、それがあたりまえの社会になることを目指して活動を行っています。

日本における子どもの貧困は深刻な問題となっており、厚生労働省の2015年国民生活基礎調査によると、ひとり親家庭の子どもの貧困率は50.8%で2人に1人は貧困の状態です。困難な生活環境にあると、進学を諦めざるを得なく、就職に不利になり、次世代にも貧困が連鎖することになります。そこでキッズドアが、将来社会で活躍できる人材となれるよう学力支援を行っています。

活動は、教育支援事業・東北復興支援事業・教育社会創造事業・情報発信事業の4つに分かれています。

教育支援事業では、すべての子どもたちに学ぶ場を提供しています。大学生ボランティア講師により、無料で開かれている「タダゼミ」では、親の経済状況から塾に通えない子どもたちが受験の対策講座を受けています。進学意欲向上のための学生ならではの話やアドバイスなどの充実したサポートが好評のほか、英語やITの習得を目指すグローバル教育や教育イベントの支援も行っています。

東北復興支援事業では、被災地の子どもたちが将来の夢や希望を失わないために、教育支援の他に、政府・自治体と連携し、緊急スクールカウンセラーの派遣や被災地の地域コミュニティ再生支援にも取り組んでいます。

教育社会創造事業では、日本国内の子ども支援事業を大幅に拡大しています。「ガクボラ」では、大学生ボランティアを登録管理し、事務局が、子ども支援を必要とする施設、団体、学校、家庭などとマッチングさせ、ボランティア活動を活性化させています。

情報発信事業では、膨大な情報の中から、子どもたちにとって重要な社会の情報と、子ども・保護者を繋いでいます。子ども向け情報ポータルサイト「キッズドア」では、企業や行政、NPOなどの各種団体が、子どもたちのためにホームページのリンク集を作っています。

このような活動は子どもにとって、勉学のためだけでなく、心のよりどころとなる場所づくりにも繋がっていると思います。今後、更なる活動の拡大によって、日本の子どもの貧困問題がいち早く解決することを願っています。

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