企業・CSR

2014年08月02日

 

NEDO、旭硝子 温室効果を6分の1に減らす新冷媒を開発

Keywords:  企業活動  企業(製造業)  化学物質  地球温暖化  大学・研究機関  環境技術 

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2014年3月19日、ガラス、電子部品、化学品等の事業を展開する旭硝子が、従来の代替フロン冷媒HFC 410Aと同等の冷媒性能を持ちながら、地球温暖化への影響を約6分の1に押さえることが可能な空調機器向け新冷媒の開発に成功したと発表した。

HFC(ハイドロフルオロカーボン)は塩素を含まずオゾン層を破壊しないため、代替フロンとして使用されるが、温室効果を示す地球温暖化係数(GWP)が高く、環境負荷が大きい。欧州ではすでにHFC規制が始まっており、日本でも2015年から規制が開始される予定になっている。

新冷媒は、NEDOの高効率ノンフロン型空調機器技術開発プロジェクトにおいて開発された。これは極めて低いGWPを持つハイドロフルオロオレフィン(HFO)-1123を主成分とする環境対応型の混合冷媒であり、代替冷媒として一部で採用され始めているHFC
32のGWPの約半分で、低GWPと省エネ性能の両立を実現した。旭硝子は、2016年の商業生産開始を目指す考え。

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