エコ・ソーシャルビジネス

2013年01月06日

 

ダイキン工業 次世代省エネ冷媒HFC32を国内向けルームエアコン全機種に採用

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  地球温暖化 

 

ダイキン工業は2012年9月27日、従来の冷媒HFC410Aに比べて温暖化係数が約3分の1(IPCC第4次評価報告書を使用)の次世代省エネ冷媒HFC32を、2012年秋から順次発売する国内向けルームエアコン全機種に採用することを発表した。

HFC32は従来のHFC410Aと比較して、温暖化影響が低く、エネルギー効率が優れているため、機器使用時のエネルギー起因による温室効果ガスを抑制できる。また、空調機1台当たりの冷媒量の削減、冷媒にともなう熱交換器などの要素部品のコンパクト化といった利点を持ち、将来的に実現を目指している冷媒のリサイクルにも適している。さらに、HFC410Aと圧力などの性質が似ているため、冷媒転換に伴う空調機の施工設備の変更がほとんど不要。

同社は2011年9月に、各国がHFC32空調機を普及しやすい環境を整えるべく、「HFC32を使用した空調機の製造・販売に不可欠な基本特許」を途上国に対して無償開放した。国内向けルームエアコンへの採用を皮切りに、今後はグローバル各国ならびに業務用空調機器への展開を目指す。

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