市民社会の動き

2014年02月18日

 

NPOも質の向上を 「エクセレントNPO大賞」発表

Keywords:  市民社会・地域  NGO・市民 

 

Excellent NPO
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2013年12月、市民グループが主催する「第2回エクセレントNPO大賞」が発表された。難民支援協会が大賞と組織力賞を受賞したほか、プール・ボランティア(市民賞)、多文化共生センター東京(課題解決力賞)、かものはしプロジェクト(組織力賞)の3団体が、応募総数173件から各賞に選ばれた。

難民支援協会は1999年の設立以来、日本に逃れてきた難民を継続的に支援している。確かな組織基盤を持ち、資金調達方針も明確な点が評価された。同協会の石川えり事務局長は表彰式で、「応募申請の過程で、自分たちの組織を見直すきっかけになった」と大賞の意義を語った。

同賞を主催する「『エクセレントNPO』をめざそう市民会議」では、「エクセレントNPO」の要件として市民性、社会変革性、組織力の3つの観点から、16項目の評価基準を独自に設定。応募者はこれに基づいた自己評価を行った上で申請する。

国内のNPO法人は4万8000団体(2013年10月現在)を越えるが、その多くは経済基盤が脆弱で、社会に対する影響力もまだ小さい。市民会議では、非営利セクターに質の競争をもたらし、強く豊かな市民社会づくりへの好循環を生み出したい考え。第3回は5月ごろに募集開始の予定。

小島和子

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