2012年10月06日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(非製造業) 再生可能エネルギー
日本気象協会は2012年6月29日、住宅用太陽光発電設備の運転状況を簡単に診断できる法人向けサービス『PV-DOG』(ピーブイドッグ)を開発したと発表した。
現在の太陽光発電設備でも、備え付けのモニター画面によって発電量の実績値を見ることができるが、発電量と関係の深い日射量との比較がなされていないため、日射量に見合った期待発電量が得られているかが把握できない。
今回開発されたシステムは、同協会がNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託業務等で開発したノウハウを生かして、太陽光発電設備を設置した各家庭の発電実績と、最寄のアメダス地点の気象データ等から推定した期待発電量を比較することで、設備が正常に稼働しているかの簡易診断ができる。不具合や故障が発生した場合には異常を検知したことを画面上で知らせる。
このサービスは、法人向けのサービスであり、日本気象協会から各家庭や個人に直接提供するものではない。
関連のJFS記事:
日本初、各住戸で太陽光発電を活用、発電量を確認できるマンション
風力発電所の風車配置支援システム開発 関西電力と日本気象協会