エネルギー・地球温暖化

2005年12月28日

 

風力発電所の風車配置支援システム開発 関西電力と日本気象協会

Keywords:  再生可能エネルギー  大学・研究機関  政府 

 

関西電力と日本気象協会(JWA)は、風力発電所の建設において日本の複雑な地形や風に適した風車配置の検討を支援するシステム「LAWEPS-Planner(ローエプス・プランナー)」を共同開発し、2005年10月1日JWAより同システムの販売を開始した。

独立行政法人エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)が開発し、一般公開されている風況解析手法の一つであるLAWEPSと「気象モデル解析結果全国データーベース」を用いることで、風況観測を実施せずに風況を予測し、日本の複雑な地形に対応する風車配置を検討できる設計支援システム。

パソコンの画面上に表示された地図情報や風の強弱を示す色分けを見ながら、設計者が風車配置を決めると、風車が風を妨げる範囲(シャドー)を示す機能や、風車同士の干渉による発電ロス、風力発電所全体の発電量などの指標がリアルタイムで表示される。設計者は風車を最適な場所に移動させることで、配置の最適化を進め、日本の限られた敷地を有効に利用するためのシミュレーションができる。

また、最適な風車サイズ(単機容量)や台数などの基本設計も効果的に実施でき、期待発電量、発電コストの算定など、事業性の評価にも大きな力を発揮すると期待されている。



http://www.kepco.co.jp/pressre/2005/0914-2j.html


http://www.jwa.or.jp/index.html


登録日時: 2005/12/28 09:33:14 PM

英語記事はこちら


 


 

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