エコ・ソーシャルビジネス

2012年08月14日

 

三菱地所 環境モデルビルの開発に着手

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(非製造業)  地球温暖化  環境技術 

 

大手不動産の三菱地所は2012年4月26日、先進の環境技術を導入した「(仮称)茅場町計画」(東京都中央区)のテナントビル新築工事に6月15日付で着手すると発表した。最新の環境技術を盛り込んだ環境モデルビルを開発。テナント企業に利用してもらうなかで、検証データを蓄積し、さらに大規模なオフィスビルへの展開も視野に入れていく。

導入する主要技術は「知的照明システム」と「ハイブリッド輻射空調シスム」。前者は、各オフィスワーカーが、執務に際して最適な照明の照度、色温度を各自パソコンなどから設定し、人工知能による照明制御により全体最適として実現するもの。後者は、温度の違うものの間の熱移動を利用した「輻射空調」と、建物の躯体自体に冷蓄熱させる「躯体蓄熱」を複合した空調システム。

日本で初めて両技術を複合的に導入し、照明と空調というオフィスビルの二大電力使用要因を削減するほか、「二層吹抜自然換気システム」「エコグリッド」(日射遮蔽ルーバー)という2つの環境技術を用い、一般のオフィスビルに比べ使用エネルギー(CO2換算)を約45%削減できる見込み。

登録日時:2012/08/14 06:00:15 AM


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