2012年05月12日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 企業(非製造業) 政府
環境省は2012年1月27日、2010年度における「環境にやさしい企業行動調査」の結果について発表した。それによると、環境への取り組みを社会的責任として実施している企業は81.9%と高い割合を占め、地球温暖化防止対策についても「方針を定め、取り組んでいる」とした企業が60.8%で前年度より増加している。
その他、環境報告書は「作成、公表している」が36.5%で、前年度より増加し、さらに売上高5千億円以上の企業では同回答が80%以上となっている。環境ビジネスについては「既に事業展開している」「今後、事業展開の予定」「今後取り組みたい」を合わせると60%の企業が前向きに位置付けている。
一方、ISO14001については「認証を取得した」と回答した企業が62.5%、環境会計については「既に導入している」が25.0%、「検討している」が7.0%で、いずれも前年度よりわずかに減少している。
生物多様性保全に関しては「企業活動と大いに関連があり、重要視している」が19.7%で前年度より増加し、また「方針を定め、取り組みを行っている」「方針を定めていないが、取り組みは行っている」を合わせて27.3%となり、前向きな企業行動は年々増加している。
環境への取り組みをビジネスチャンスととらえる企業、徐々に増加(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030808.html
環境税への賛成、はじめて反対を上回る 「環境にやさしい企業行動調査」(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028902.html
企業の環境への取り組み、進む 「環境にやさしい企業行動調査」(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024388.html
登録日時:2012/05/12 06:00:15 AM
「環境にやさしい企業行動調査」の結果について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14752