3R・廃棄物

2011年12月07日

 

マツダ 廃車のバンパーを新車用にリサイクル

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

自動車メーカーのマツダは、廃棄処分された使用済み自動車のバンパーを新車バンパーの材料としてリサイクルする技術を世界で初めて実用化、2011年8月21日生産分よりミニバン「ビアンテ」のリアバンパー用として使用を開始した。

これまで廃車バンパーはASR(Auto Shredder Residue=自動車破砕残さ)として焼却処理によりエネルギー回収(サーマルリサイクル)されていた。今後は使用済みバンパーを新車バンパーの材料としてリサイクルできるため、自動車のマテリアルリサイクル率を向上させると共に、資源の有効利用促進に貢献できる。

1990年代から取り組んできたリサイクルしやすい設計が織り込まれた廃車が増加してきており、効率的なバンパーの解体が可能になってきていること、およびヤマコー株式会社と高瀬合成化学株式会社の協力を得て、廃車バンパーの効率的な回収・加工を実現することで、マツダは再生にかかる費用を抑え、新材以下の価格での再生利用を可能とした。

当面は広島地区にて、マツダ車の廃車バンパーを回収し、新車バンパーの材料に約10%混入して再生利用する予定。

マツダ 世界初の廃車バンパーの自動リサイクル技術を開発(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029170.html
自動車リサイクル法の2005年度実績、全社前倒しで目標を達成(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024253.html

登録日時:2011/12/07 06:00:15 AM

English  

 

参照元

マツダ、廃車バンパーから新車バンパーへのリサイクルを世界で初めて実現
http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2011/201108/110824a.html


 

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