2011年06月27日
Keywords: 3R・廃棄物 企業(非製造業) 政府 省エネ
東京ガスとバイオエナジーは2011年1月26日、食品残さに由来するバイオガスから精製・加工されたガスの都市ガス導管への注入を日本で初めて開始したことを発表した。一般家庭約2,000件での年間使用量に相当する年間約80万立方メートル(標準状態)のガスを都市ガス導管に受け入れる。これにより、年間約1,360トンの二酸化炭素削減が期待される。
このガスは、東京都大田区にあるバイオエナジーの日本最大の食品残さメタン発酵施設で製造するバイオガス(メタン60パーセント、二酸化炭素等40パーセント)からメタンガスを精製し、都市ガスと同等の成分、熱量に調整し、付臭したもの。そのために必要となる設備設置のために経済産業省の「バイオガス都市ガス導管注入実証事業」補助金を受けた。
東京ガスは、新エネルギー利用促進を通じて地球温暖化対策へのさらなる貢献を図ることを目的に、2008年4月に「バイオガス購入要領」を発表し、バイオガスの都市ガス導管ネットワークへの受入れ、購入の準備を進めてきた。
東京ガスエンジニアリング、日本で初めて都市ガスにバイオガスを注入(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030223.html
東京ガス 2008年4月よりバイオガスの購入を開始(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024892.html
登録日時:2011/06/27 06:00:15 AM
日本初、食品残さ由来バイオガスの都市ガス導管への注入・受入の開始について
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20110126-01.html