調布市、使用済み家電製品に含まれるレアメタル等のリサイクルを開始

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東京都調布市は2010年11月より、粗大ごみとして収集した家電製品に組み込まれている電子基板やハードディスク等の部品を資源化する取り組みを開始した。都内自治体初の試み。

同市では毎年、粗大ごみとして年間１万1000個以上の家電製品を収集している。今回始まった取り組みでは、これらの家電製品から資源化が可能な部品を取り出し、金属精錬業者が金、銀、銅のほか、パラジウム等のレアメタルを含む金属を回収し、再資源化する。

対象家電製品は、DVDレコーダ、ビデオデッキ、プリンタ、ワープロ、電子レンジ、扇風機、掃除機など粗大ごみとして収集した40センチ以上の使用済み家電製品。家電リサイクル法対象製品は除く。これらの家電製品から、モーターやトランス、電子基盤、ハードディスク、DVD読取部、電源コード類等を取り出し、金属を回収・再資源化する。

調布市は東京都のほぼ中心に位置し、人口は約22万人と、都内に62ある自治体（区市町村）のうち22番目の都市。環境省が実施した「一般廃棄物処理事業実態調査（2008年度）」では、人口10万人以上50万人未満の市町村部門でリサイクル率３位（45.6％）と、全国的に高いリサイクル率を誇っている。

日本は世界有数の資源国？ 都市鉱山を活かそう
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登録日時：2011/04/04 06:00:15 AM