リコー、NYタイムズスクエアに100％自然エネルギーの広告塔が完成

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事務機器メーカーのリコーは2010年６月８日、アメリカ・ニューヨーク市での100％自然エネルギーで点灯する広告塔の完成を記念し、現地で式典を行った。これは、太陽光の自家発電装置により得た電力のみを蓄電し点灯する、タイムズスクエア初の広告塔となる。

一部の工事終了後、2009年４月より試験的な点灯を継続していたが、今回すべての工事が完了した。広告塔壁面に搭載した24枚の薄膜ソーラーフィルムと屋上に設置した62枚のソーラーパネルで発電した電力はバッテリーに蓄電し、LEDライトを発光させるための電気を４日間貯めておくことができる。

この「エコ看板」の平均発電量は一日あたり約16kWhで、年間約２トンのCO2削減が見込まれる（同社試算による）。天候次第では必要な電力量を確保できず、点灯しないことも想定されるが、化石エネルギーなどを用いての電源バックアップは行わない。天気によっては、看板としての機能を果たさなくてもやむを得ないという考えを貫いており、同社の自然エネルギーにこだわる姿勢がうかがえる。

リコー、ＮＹタイムズスクエアに100％自然エネルギーの広告塔を設置（関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/ja/pages/029278.html
リコーの"お天気次第"のネオン広告塔（関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/ja/pages/023120.html

ニューヨーク・タイムズスクエア初の100%自然エネルギーで点灯する広告塔が完成
http://www.ricoh.co.jp/info/100603.html
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登録日時：2010/08/26 06:00:15 AM