エネルギー・地球温暖化

2003年09月27日

 

リコーの"お天気次第"のネオン広告塔

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業) 

 

リコーは、100%自然エネルギーで点灯するネオン広告塔を大阪市内に設置した。風力と太陽光のハイブリッド自家発電装置により得た電力を蓄電し点灯する仕組みで、小型風力発電機26機とソーラーパネル39枚を備え、平均発電量は21.06kwh/日。1日7時間点灯した場合、10年間で約30tのCO2抑制効果が見込まれる。

実際に起こる確率的には少ないが、太陽や風の状況によって電力が足りなくなると、ネオンは消えてしまう。発電する電力が足りなければ一時的に商用電力に切り替えるしくみが一般的だが、この広告塔にはそのようなしくみは一切ない。

リコーは、このネオン広告塔を作るにあたり、『自然のご機嫌がナナメの時はあきらめよう』という、企業広告としてはあまり類のない発想で取り組んでいる。「ヨットも風がふかなければ止まる。自然環境とは本来気ままなもの。環境に負荷をかけず、自然のエネルギーを利用させてもらうには、それくらいの発想の転換が必要な時期になっている」と同社では考えている。




登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM


 


 

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