3R・廃棄物

2009年12月18日

 

リユースボトルでも販売量はほとんど変わらず 環境省、調査

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民  政府 

 


環境省は2009年8月7日、ペットボトルリユース実証実験結果を公表した。店頭販売と宅配販売の双方で、デポジット制を利用したリターナブルペットボトル入りミネラルウォーターの販売・回収実験を行ったもの。

販売総数2,733本のうち、総回収数は2,148本であり、平均回収率は78.59%、うち店頭販売が50.63%、宅配販売が95.37%という結果となった。店頭販売における回収率は回収期間が長ければ高い回収率を達成できることが分かった。

アンケート結果からは、リユースによる環境負荷低減の認識を高めることにより、リユースボトルの購入を促す効果があることが伺えた。一方、2回目の使用ボトルには、それと分かるようシールを貼って販売したが、環境負荷低減への認識が影響を及ぼしていないように見受けられた。デポジット制度による販売量への影響は、軽微。

回収率の高い宅配販売の方が店頭販売より、CO2排出量が少ない結果となった。また地域限定リユースのCO2排出量は、90%以上の回収率が得られれば、リサイクルより少なくなる可能性があることが示唆された。

環境省、ペットボトルのリユース検討に着手(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024842.html
「ペットボトルリユース実証実験結果の取りまとめ」の公表について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11451

登録日時:2009/12/18 06:00:15 AM

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