2009年12月16日
生活クラブは2009年4月14日、16日の2日間にわたり、国内有数のナタネ輸入港・千葉港を中心にGM(遺伝子組み換え)ナタネの調査と抜き取り検査を実施した結果、県庁付近で採取した7検体のうちの5検体、港付近で採取した3検体のうち2検体で、GMナタネの陽性反応を検出した。
GMナタネは、全国各地の陸揚げ港や製油工場周辺、運搬路の幹線道路沿いで、自生していることが確認されている。ナタネは生命力が強く、交雑しやすい性質を持つ。現在、日本には年間230万トンのナタネが食用油や飼料の原料としてカナダなどから輸入されており、そのうちの60%程度がGMであると言われている。これらのGMナタネの種子が、輸送時などにこぼれ、思わぬスピードで広がるおそれがある。
生活クラブでは、2010年に名古屋で開催される生物多様性条約締結国会議で市民調査の発表ができるよう、調査に力を入れていきたいとしている。
遺伝子組換えナタネの生育、各地で確認される(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023642.html
自生GM(遺伝子組み換え)ナタネ調査を全国で展開
http://www.seikatsuclub.coop/activity/
20090507.html
登録日時:2009/12/16 06:00:15 AM