2008年10月05日
山梨県甲府市社会福祉協議会では2008年6月、小学校で児童が使っていたいすを、福祉センターの高齢者向きに加工して、再利用する取り組みを行った。
高齢者や障害者などのために開放している甲府市の福祉センターには、畳の部屋が多く、利用者から「正座すると足が痛くなる」「いすがあれば」という意見が寄せられていた。そこで同社協では、児童数が減っている小学校から、使われなくなったいす70脚を譲り受け、再利用することにした。
加工作業は、市内玉諸(たまもろ)福祉センターにて、センター利用者やボランティアが行った。児童が教室で使っていたいすは座面が木製で、足はパイプ製。足部分を10センチほど切って短くし、畳の上で使えるように底にはゴムパッドをつけた。
ほど良い高さに再生されたいすは、その後市内4カ所の福祉センターで使われるようになり、「立ったり座ったりするのが楽で、とても便利」と、高齢者に好評とのこと。
http://www.y-fukushi.or.jp/
登録日時: 2008/10/05 11:16:15 AM