2008年08月09日
Keywords: 3R・廃棄物 NGO・市民 企業(非製造業) 地方自治体
兵庫県西宮市甲東エココミュニティ会議は2007年11月、各家庭がステーションに排出するごみの量を計量する試験的な取り組みを始めた。同市がごみ収集を委託している有限会社大栄衛生に、極東開発工業が開発した「計量器付きパッカー車」が導入されたことによって実現したもの。
同取り組みは、モデル地域(約1100世帯)を対象に、区域内108ヶ所のゴミステーションごとに家庭ごみの量を計測し、家庭でのごみ減量を促進しようというもの。これまで家庭ごみの量を細かく把握することは難しかったが、「計量器付きパッカー車」は計量器と通信機器を備えており、ゴミステーションごとにごみの量を計測し、携帯端末に取り込むことによって、重量データと位置情報を即座に送信できる。
各家庭に「資源ごみとの分別」「生ごみの水切り」などの工夫を呼かけ、同年11月23日から4回の回収量を取り組み以前のデータと比較した結果、年末でごみの量が増加する時期にもかかわらず、約4%の減量がみられた。同コミュニティは地域情報誌を通じて効果などの報告を行い、2008年度も家庭ごみの量を計測する取り組みを継続している。
http://www.kyokuto.com/recruit/sinsotu/project/project01.shtml
登録日時: 2008/08/09 06:23:05 AM