3R・廃棄物

2007年05月11日

 

「もったいない」モノ、運んで生かす!

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民  食糧 

 

いらなくなった物だけど、まだ使える「もったいない」品々を、必要とする所に届けて活用してもらう「もったいない運送」の取り組みが、2006年6月に島根県で始まり、地域で好評を博している。

きっかけは夏ミカン。もぎ手のないまま捨てられてしまう夏ミカンがあると知った島根県の旅館の女将、山根多恵さんが、若手スタッフと知恵を出し合い、風呂に浮かべるなど、夏ミカンの利用方法を考えて実践した。

さらに山根さんたちが、その他の「もったいない」物をメールで呼びかけたところ、規格外のお茶、柔道用の畳、陶芸家の電気釜など、さまざまな品物の情報が寄せられた。メールや口コミで貰い手を探し、お茶はお香に、畳は別の柔道場に、電気釜は障害者の仕事づくりにとそれぞれ活用された。

現在、10箇所の拠点で「もったいない」モノが回収され、平均週1回、トラック1台分の品々が県内外に運ばれている。車の提供や運び手にはボランティアが携わる。運送にかかるガソリン代は貰い手の負担。山根さんたちは、地元のもったいない野菜の商品開発もスタートさせ、取り組みの輪を広げている。



http://blog.goo.ne.jp/lets_yoshidaya/m/200702




登録日時: 2007/05/11 12:13:59 PM

英語記事はこちら


 


 

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