エネルギー・地球温暖化

2007年05月07日

 

道志ダム、自然流下方式へ 小水力発電などでCO2削減

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体  大学・研究機関  政府  省エネ 

 

神奈川県企業庁が2005年より建設を進めてきた小水力発電所「道志ダム発電所」が、2006年12月より発電を開始した。自然エネルギーの有効活用により、年間約350トンのCO2削減が期待される。

道志ダムでは、下流の河川環境保全のために、1979年より奥相模湖の水を電動ポンプで汲み上げ、ダムの直下に放流してきた。今回の発電は、この放流設備を現行の電動ポンプ方式から自然流下方式に改良し、併せて放流水を利用した最大出力50kWの小水力発電所を設置し、クリーンな電力を供給するもの。

「自然流下による安定的な河川維持流量の確保」「電動ポンプを使用しないことによる電力消費とCO2の削減」「小水力発電による自然エネルギーの有効活用(年間可能発電電力量約28万kWh)」などの効果が得られる。

この事業は、中小水力発電建設費補助金として、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から30%の補助を受けている。




道志ダム
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kigyorisui/dam/doushi_makino.html
下水道で小水力発電を (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/276-j
小水力利用推進協議会、設立される (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1107-j
京都嵐山に小水力発電で明りを (関連のJFS記事)
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登録日時: 2007/05/07 12:21:31 PM

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