2007年03月03日
Keywords: 3R・廃棄物 NGO・市民 生態系・生物多様性
国土の70%が山地である日本では、昨今、中高年を中心とした登山ブームで多くの人が山岳地を訪れるようになった。利用者増加によって深刻化してきたトイレやごみなどの環境問題などに取り組み、山の自然と文化に親しむことを目指し、山に関わる調査研究や提案、実践活動を行い、行政と民間との協働を目指して、活動しているのがNPO法人山のECHOである。
2003年に設立された山のECHOは、日本の山が抱える問題の中でもトイレ問題は深刻であるとして、環境省の環境技術実証モデル事業の山岳トイレ技術分野に参画し、2006年度は、実証試験での実証機関事務局として活動。事務局運営に加えて、衛生工学、浄化槽、その他研究機関の専門家等で委員会を構成し、メーカーの提示する技術性能の実証試験を行っている。他にも、登山者数の調査、水質調査、山の環境保全や利用のあり方に関る様々な会議や講演の開催なども行っている。
山のECHOは今後、ゴミの持ち帰りやトイレ対応、施設整備などの、基本的な登山者ルールの国際標準の設定に向けて、海外の団体とも議論し働きかけてゆきたいと考えている。
http://www.yama-echo.org/
http://www.env.go.jp/policy/etv/list/h18/02_c.html
http://www.env.go.jp/policy/etv/
登録日時: 2007/03/03 10:05:04 AM
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