3R・廃棄物

2006年09月13日

 

粉砕から成形まで一体化 廃プラ再利用システム開発される

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

リサイクル機器の開発を行っている山本鉄工所は2003年3月、徳島県立工業技術センター、香川大学、大倉工業と廃プラスチックリサイクルシステムを共同開発した。粉砕から成形まで、廃プラリサイクル工程の一体化により、一貫処理できるのが特徴。

今回開発された射出圧縮成形機(PPM4-500)は、2002年に四国経済産業局の即効型地域コンソーシアム研究開発事業に採択されたもの。従来の製法では原料の廃プラをいったん粉砕して溶かし、粒状のペレットに加工し、再びペレットを溶かして製品に成形していたが、今回の射出圧縮成形機では、強度劣化につながるペレット化過程を省略し、粉砕から溶解、成形までの一体化ができる。

砕いて溶かした原料を高品質のままパレット(荷台)や各種建材などに成形できるうえ、同社の特許技術の採用により、従来では再生が困難であった複合廃プラの成形も可能となった。紙、木片等の不純物にも強く、複合成形もできる。成形品のサイズは最大2メートル角、処理能力は600キロ/h。



http://www.yg.byf.co.jp/




登録日時: 2006/09/13 03:45:28 PM

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