3R・廃棄物

2006年05月14日

 

東京都、産廃排出事業者の適正処理に向けた取り組みを公表

Keywords:  3R・廃棄物  地方自治体  政策・制度 

 

東京都は2006年2月1日より、都のホームページにて、建設業者や病院など、産業廃棄物を排出する事業者の適正処理に向けた取り組みの公表を始めた。東京都では、05年9月より「東京都廃棄物条例」に基づいて、産業廃棄物の適正処理の確保に向けた「報告・公表制度」を導入。産業廃棄物の排出事業者、および処理事業者に対し、適正処理の取り組みや処理状況に係わる報告を義務付けており、産業廃棄物処理事業者からの報告は、05年12月よりすでに公表している。

公表の対象となる排出事業者は、資本金が3億円を超える建設業、従業員300人以上の工場、病院など。公表する内容は(1)産業廃棄物の減量と適正な処理に係る基本方針と組織体制、(2)適正な委託処理の確保に向けた取り組み状況(処理事業者の選定方法、処理の履行状況の確認方法、処理費用の支払方法)、(3)産業廃棄物の資源化率と資源化の具体的な内容、(4)事業所での再生資源・再生品の利用状況、(5)ホームページや環境報告書などによる情報の公開状況。

東京都は、今後、この制度の定着を図り、排出事業者の適正処理確保に向けた取り組みを促進するとともに、不適正な処理について立入指導を強化するなど、建設廃棄物や医療廃棄物を含む産業廃棄物の不法投棄を撲滅し、適正処理の徹底を目指していく。




http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1011019001.html


登録日時: 2006/05/14 10:00:53 PM

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