3R・廃棄物

2006年05月05日

 

みやぎ生協、食品残さなどのリサイクルセンター設置へ

Keywords:  3R・廃棄物  企業(非製造業) 

 

みやぎ生協は2005年12月2日、同生協の43店舗から出る食品残さや廃プラスチックなどの廃棄物を再資源化するための「みやぎ生協リサイクルセンター(仮称)」を設置するために、設置・運営業務を代行するFMS綜合研究所との合意書に調印した。数種類の廃棄物を自前の商品物流に載せて収集運搬することによるコスト削減と、循環型社会形成への事業者としての寄与が設置の目的。

宮城県大衡村に建設される同施設には、1日4トンの生ごみを処理して堆肥化する設備や、古紙・廃プラスチック圧縮機、発泡スチロール溶融機などが設置される。早ければ2006年8月下旬に稼動を始める。

約54万人の組合員を抱える同生協では、2004年度に3160トンの食品廃棄物を排出。一部は飼料に利用したが、再資源化は855トンの27%にとどまっている。同施設の稼働で、新たに野菜くずや消費期限が切れた食品など1440トンを堆肥としてリサイクルし、再資源化率を72%まで上げることを目指す。また、製造した堆肥は生産農家に供給し、そこで栽培された野菜は同生協で販売する予定。

同施設は、宮城県が推進する「食材王国みやぎフードマネジメントシステム(FMS)推進事業」の1つ。FMS綜合研究所は同県の第三セクターで、地元食産業活性化支援サービスを提供する。





登録日時: 2006/05/05 09:41:28 PM

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