2006年01月13日
Keywords: 3R・廃棄物 再生可能エネルギー 地方自治体 食糧
福島県富岡町は、『やってみっぺ!富岡スローフード』を目指し、富岡町バイオマスタウン構想に取り組んでいる。
富岡町は、福島県の太平洋側ほぼ中央に位置しており、面積68.47km2、人口16,000人。2000年度から、地元農家生産者組合である「有機の里富岡」、地元消費者、農産物加工業者などとともに、「有・気・利サイクル研究会」を立ち上げ、官・民・業一体となって、堆肥を活用する「特別栽培育成策」を研究・推進してきた。
富岡町には年間約13,000トンのバイオマスが賦存する。その内訳は、廃棄物系バイオマスが約7,100トン、未利用バイオマスが約5,800トン。富岡町バイオマスタウン構想では、地域から発生する生ごみ、製材所から発生する樹皮、籾殻、鮭の採卵・受精後の残渣等のバイオマスを利活用して堆肥を生産するとともに、「有機の里富岡」生産組合を中心に、これらの堆肥により有機農業による特別栽培米を推進・ブランド化の確立を行い、競争力のある農業を展開していく。
2005年度は、生ごみ堆肥化施設の整備とともに、特別栽培米、生ごみ分別収集と利活用のためのPRを行い、2006年度には堆肥化施設を本格始動。2008年度には、現在の水稲作付面積(570ha)の35%にあたる200haに供給可能な堆肥の製造を行うとしている。
登録日時: 2006/01/13 11:39:39 AM
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