3R・廃棄物

2005年11月13日

 

三井金属、大平洋金属が連携して溶融飛灰リサイクル事業実施へ

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

三井金属鉱業と大平洋金属は、2006年4月から、青森県八戸市において溶融飛灰のリサイクル事業を開始することを2005年6月17日に発表した。三井金属100%出資による新会社MTRと大平洋金属が連携し、青森県内外から排出される溶融飛灰をリサイクルする。

同事業によって、有価金属の回収を行うとともに、派生するスラグを建築資材として有効利用することによって、運搬及び全処理工程でのゼロエミッションを目指す。

MTRが、溶融飛灰中に含まれる塩素分を溶解・除去し、脱水した脱塩溶融飛灰を大平洋金属に搬送。大平洋金属は、脱塩溶融飛灰を乾燥後、1500℃前後で還元溶融し、亜鉛・鉛の濃縮した粗酸化亜鉛及び銅の濃縮したメタルを回収するとともに、有価金属資源を回収。無害となったスラグをコンクリート用骨材、アスファルト用骨材として販売する。三井金属は、大平洋金属より全量返却された粗酸化亜鉛及び銅の濃縮したメタルを同社グループの原料として再利用する。

本事業では、青森県内および全国で発生する溶融飛灰の広域的なリサイクル事業を展開することにより、日本全体の資源循環の推進に貢献することを目指している。




http://www.pacific-metals.co.jp/


登録日時: 2005/11/13 10:18:32 PM

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