エコ・ソーシャルビジネス

2005年03月28日

 

新日石、世界初のLPガス仕様家庭用燃料電池を商品化

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  地球温暖化  環境技術  省エネ 

 

新日本石油は2004年12月20日、世界初のLPガス仕様家庭用燃料電池システム(商品名;ENEOS ECO LP-1)を2005年3月1日から商品化すると発表した。

2003年2月から全国で実施していた「LPガス仕様家庭用燃料電池モニターテスト」によって蓄積した実証データ・知見をもとに、これまで共同開発を進めてきた三洋電機と改良を重ねて商品化するもの。

本システムは、定格発電容量が750ワット、貯湯槽容量200リットルを持つ電気と熱を同時に発生させるコージェネレーションシステムで、総合エネルギー効率が76%と高く、CO2排出量も従来方式に比べ30-40%削減できる。また分散自立型の供給システムであるLPガスを原燃料とする燃料電池は、環境対応型であると共に災害対応型のエネルギーシステムである。

同社では、2005年度に関東圏1都10県に限定150台を設置する予定。利用者と本システムのレンタル契約「ENEOS ECO契約」(期間3年、契約料6万円/年)を締結し、運転データの提供、アンケート調査などの協力を要請する。本システムの普及期に向けた技術改良に活用しつつ、2006年度以降には全国展開を図る考え。



家庭用燃料電池、実用化へ (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/216-j


登録日時: 2005/03/28 11:47:51 AM

英語記事はこちら


 


 

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