日本政策投資銀行、建設系産業廃棄物リサイクル事業に25億円融資

日本政策投資銀行は2004年10月５日、東京都が東京臨海部の都有地で廃棄物処理やリサイクル施設の整備を進める「スーパーエコタウン事業」に選定された建設系産業廃棄物（建廃）リサイクル事業を行なう株式会社リサイクル・ピアに対し、９月30日に25億円の融資を実行したと発表した。

建廃は、建築現場におけるスペース不足などから分別が難しく、混合廃棄物の構成比が高い。また複合資材など処理困難物が多いことから、他の産業廃棄物に比べてリサイクル率が低く、不法投棄量が多いことが問題となっている。また東京都では、処理施設不足から、建廃処理を他県に大きく依存していることも課題である。

リサイクル・ピアは、従来の選別・破砕・圧縮処理に加え、磨砕洗浄による土石資源の再生率向上や集塵ダストの再資源化をおこない、建廃処理施設としては傑出したリサイクル率（94％）の実現を目指す。

同施設は、建廃処理業者大手で本件事業計画者のタケエイほか、廃棄物の排出事業者である建設会社、処理業者、資材メーカー、環境関連企業など合計25社が共同出資して設立した。稼動開始は2005年１月の予定。




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登録日時: 2005/01/20 02:03:13 PM

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