3R・廃棄物

2004年09月14日

 

富士ゼロックス 資源循環型システムの黒字化を達成

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業)  政策・制度 

 

富士ゼロックスの資源循環型システムが、2003年度の環境会計上、初めて黒字化を達成した。

このシステムは、自社商品を分解し、品質保証した部品を生産ラインに投入してリユースする。さらに、リユースできない部品は、再資源化工程に合わせて分類し、徹底的に分解する。この作業により、これまで再資源化が困難とされていた微細な金属資源やゴム・ガラスなどの回収が可能となり、最終的に「廃棄ゼロ」が実現する。

同社は環境問題を経営の重要課題と認識し、生産事業所の「廃棄ゼロ」とともに、お客様から回収した商品も「廃棄ゼロ」を実現するため、商品リサイクル全社方針を制定した。そして、『限りなく「廃棄ゼロ」を目指し、資源の再活用を推進する』という目標の実現に向けて、資源循環型システムを導入した。

1995年、業界に先駆けて、リユース部品を使用した商品を市場に投入。以降、さまざまなリユース技術などを開発することにより、2003年4月にはリユース部品を使用した複写機/デジタル複合機の累計生産台数が20万台を突破した。長年にわたる取り組みの結果、部品リユース率の向上やリユースの拡大などが奏功し、資源循環システム導入から8年目にして初めて「黒字化」を達成した。



http://www.fujixerox.co.jp/release/2004/0526_closedloop.html


http://www.fujixerox.co.jp/arm/index.html


登録日時: 2004/09/14 05:00:08 PM

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