2004年09月08日
環境省は、2004年6月15日、「不法投棄撲滅アクションプラン」を発表した。近年深刻な問題となっている不法投棄の撲滅に向けて、廃棄物の処理の流れ(排出→収集・運搬→処理→不法投棄)に即した各段階での総合的な対策を、アクションプランとして取りまとめたもの。
近年、新たに確認される産業廃棄物の不法投棄は、40万トン前後(約1000件)で推移しており、2003年度当初の全国の不法投棄残存総量は約1096万トン(約2500件)であった。このアクションプランの実施により、当面の目標である「5年以内に5千トンを超える大規模不法投棄をゼロにする」の実現を目指す。
主なポイントは、「家庭ゴミの減量など、地域における意識を向上する」「国の支援による処理施設の一層の整備の強化など、廃棄物処理体制を強化する」「制度を支える人材を育成する」など。その一環として、環境省内に「産業廃棄物不法投棄ホットライン」を設置、国民からの通報をメールとFAXで受け付けている。
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5027
http://www.env.go.jp/recycle/ill_dum/hotline.html
登録日時: 2004/09/08 01:41:05 PM
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