3R・廃棄物

2004年08月02日

 

廃棄物の海洋投棄の規制強化へ 改正海防法が成立

Keywords:  3R・廃棄物  交通・モビリティ  政府  政策・制度 

 

廃棄物の海洋投棄による海洋の汚染を防止することを目的とするロンドン条約の、内容を改正・強化した96年議定書が、2004-2005年にも発効する見通しである。締結にむけて、日本の「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律(海防法)」が一部改正された。

主な改正点は、 廃棄物の船舶からの海洋投入処分を許可制とすること、廃棄物の海域における焼却の禁止など。海洋投棄の許可申請を行う際に、排出事業者は廃棄物減量化の取り組み、投棄海域の環境影響評価やモニタリング計画などを提出。内容を国が審査後に有期限の許可が環境相から発給される。

日本は現在、世界有数の廃棄物海洋投棄国で、特に産業廃棄物は292万トン(1999年)と減少傾向にあるものの、実績報告された7ヶ国中、投棄量・投棄品目数ともに最大。

法律の施行は今後3年以内とされ、この間に排出事業者の対策が期待される。



http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4764


http://www.env.go.jp/council/06earth/y063-01.html
中央環境審議会、今後の廃棄物の海洋投入処分等の在り方について答申 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/591-j


登録日時: 2004/08/02 05:03:51 PM

英語記事はこちら


 


 

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