3R・廃棄物

2004年04月30日

 

卵殻から作ったチョーク

Keywords:  3R・廃棄物  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業) 

 

キユーピーはマヨネーズなどの製造過程で発生する卵殻を100%再資源化しているが、用途を学用品分野に拡げ、黒板用チョークの原料として供給を開始した。卵殻を洗浄、殺菌して粉末化し、天然の糊と混ぜられてチョークを作っている。天然素材を使用したチョークの製品化は初めて。

グリーンテクノ21(佐賀市)が製造、販売するこのチョークは、「コッコチョーク」。20ミクロンと粉末粒子が大きい(通常のチョークは数ミクロン)ため、黒板で字を消す時に粉が飛散しにくい。

通常のチョークの原料は、硫酸カルシウムか鉱物由来の炭酸カルシウムだが、卵殻は天然の炭酸カルシウムなので、体にやさしく、その粉はそのまま学校菜園や花壇の土壌改良剤となる。

キユーピーグループは日本で最も多く鶏卵を扱っており、毎年2.3万トンの卵殻が発生している。卵殻の有効利用を含め、環境保全の取り組みを進め、2003年10月には国内8工場全てでゼロエミッションを達成している。



http://www.kewpie.co.jp/corp/index_eco.html




登録日時: 2004/04/30 12:00:43 PM

英語記事はこちら


 


 

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