3R・廃棄物

2004年01月10日

 

古民家を、現代に再生し未来につなぐネットワーク

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民  生態系・生物多様性 

 

古民家再生ネットワークは、日本が代々築き上げ受け継いできた遺産を、現代に蘇らせ未来に継承しようと、古民家の増改築、改修、解体、移築等を行っている。

1980年に江戸末期の民家を再生して以来、古民家の伝統的な素材・かたち・色を大切に、「光」・「風」・「緑」を取入れ、居心地の良い空間に再生している。住宅を中心に、幼稚園・ビル・店舗等 の設計も手がけてきた。

同ネットワークの建築家・平井憲一氏は「長い年月風雪に耐え、人々を守り抜いてきた生命力と、キズつき汚れても、なお失われない木の温もりは、経済性と合理性を求めた新しい建築では得ることが出来ない」と語る。

日本の住宅寿命は平均して約25年、イギリスやアメリカの半分-3分の1程度しかない。そのため、大量の資源が建築資材として使われ、また、解体後の建設廃棄物も大きな問題となっている。

このようななかで、何百年も使われてきた古民家を再生してさらに長く使おうという人々が近年増えてきており、古民家再生ネットワークはそのような思いを持つ人と、手入れや相続などの理由で古民家を維持しにくくなった人をつなぐユニークな役割を果たしている。



http://www.kominka.ne.jp/ko_top/ko_7.html




登録日時: 2004/01/10 03:14:59 PM

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