3R・廃棄物

2003年11月03日

 

徳島県上勝町、2020年までに焼却なし埋め立てなしでごみゼロへ

Keywords:  3R・廃棄物  地方自治体  政策・制度 

 

徳島県勝浦郡上勝町は、2003年9月19日の同町議会で、「上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)宣言を採択した。

同宣言では、「未来の子どもたちにきれいな空気やおいしい水、豊かな大地を継承するため、2020年までに上勝町のごみをゼロにすることを決意し、
1 地球を汚さない人づくりに努めます!
2 ごみの再利用・再資源化を進め、2020年までに焼却・埋め立て処分をなくす最善の努力をします!
3 地球環境をよくするため世界中に多くの仲間をつくります!」
とうたっている。

また、上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)行動宣言では、「上勝町は、焼却(ガス化溶融炉、RDF発電等も含む)、埋め立てが健康被害、資源損失、環境破壊、財政圧迫につながるものであることを認識し、焼却処理及び埋め立て処理を2020年までに全廃するよう努めます」などの行動を宣言している。

「ゼロ・ウェイスト」というごみ政策の考え方は、1996年にオーストラリアの首都キャンベラで始まり、現在では、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカなどの多くの自治体が採択しているが、上勝町が日本で最初にこのゼロ・ウェイスト宣言を採択した日本の自治体となった。




登録日時: 2003/11/03 01:48:16 PM

英語記事はこちら


 


 

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