3R・廃棄物

2003年08月14日

 

木質バイオマスを利用した発電試験を開始

Keywords:  3R・廃棄物  企業(非製造業)  再生可能エネルギー  生態系・生物多様性 

 

四国電力は、西条火力発電所で、燃料の石炭に木質バイオマス(廃木材チップ)を混合して燃焼、発電させる試験を開始した。事業用火力発電所における木質バイオマスの利用としては、全国で初の事例となる。

同社では、発電用燃料に木質バイオマスエネルギーを利用する研究を進めていたが、石炭火力である西条発電所において、木質バイオマスを石炭と最大で3%混合して燃焼し、発電する実証試験を行うもの。

製材過程で発生する樹皮などの木材副産物を燃料として有効利用するとともに、化石燃料の消費量を抑制し、CO2排出量を削減するねらい。

西条発電所近郊の資源量からみて安定的に調達できる木質バイオマス1.3万t/年を発電用燃料として利用した場合、0.5万トンの石炭の使用量を削減することができ、1.2万トン/年のCO2排出量を削減できる計算になる。

同社では、 平成17年度の本格運用をめざしている。






登録日時: 2003/08/14 10:37:58 AM

英語記事はこちら


 


 

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