3R・廃棄物

2003年03月24日

 

環境省、PCB廃棄物の情報をデータベース化

Keywords:  3R・廃棄物  化学物質  政府  政策・制度 

 

環境省は、ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物に関する保管・処理等の情報の一元管理のため、データベースの作成を進めている。データベースはホームページ上で公表の予定。

環境省はこのデータベースにより、1)PCB廃棄物の保管や処理の状況を確実に把握し、円滑な処理を進めることができる、2)広く一般に公開することで、情報が透明化し、事業者がPCB廃棄物を適正に保管し、早期に処理を行うための動機付けにもつながる、と考えている。元になるデータは、PCB廃棄物特別措置法第8条に基づきPCB廃棄物の保管事業者から都道府県等に届出されたもの。

PCBは、水に溶けない、絶縁性が良い、沸点が高いなどの性質から、トランスやコンデンサの絶縁油、機械の潤滑油などに使用されてきたが、1968年のカネミ油症事件の発生で人体の健康や環境に対する毒性が社会問題化し、1972年製造中止、1992年には特別管理廃棄物として指定された。しかしその難分解性により、広範に環境中に残留している。






登録日時: 2003/03/24 04:08:46 PM

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