3R・廃棄物

2003年02月17日

 

福岡県、使用済み自動車の適正保管を条例化

Keywords:  3R・廃棄物  地方自治体  政策・制度 

 

福岡県では、使用済み自動車や自動車タイヤの放置による油流出等の環境汚染の対策として「福岡県使用済自動車等の適正な保管の確保に関する条例」を制定し、2002年7月1日に施行した。

使用済み自動車等が有価物である場合、廃棄物処理法の適用を受けないため、法基準等が適用されない。そのため、あちこちで使用済みの自動車や使用済みの自動車タイヤが野積みされ、問題となっていた。

今回の条例は、使用済み自動車等の保管基準等を定めることにより、環境への負荷の低減及び良好な生活環境の保全を図ることを目的としている。

この条例により保管者は、囲い・掲示板の設置、破片、油等の飛散・流出・地下浸透・悪臭の防止、高さ制限(3メートル以内)、ねずみ生息・害虫発生の防止等の保管基準を守ることとなる。

また「使用済み自動車50台」、「使用済み自動車用タイヤ1000本」を超えて保管する多量保管者は、保管者の住所、氏名、保管場所などの届出が義務付けられた。






登録日時: 2003/02/17 10:06:49 AM

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