2016年07月27日
Keywords: 再生可能エネルギー 市民社会・地域 震災復興
2016年2月4日、一般財団法人ふくしま自然エネルギー基金が設立された。東日本大震災、福島第一原発事故からの復興を目指す福島県民主導の自然エネルギー事業、地域活性化事業、教育福祉事業等の支援を目的に、国内外からの福島復興支援の受け皿となる。
ふくしま自然エネルギー基金は、2つの事業を行う。1つは福島復興、未来創造プロジェクト。福島で立ち上がる県民主体の復興プロジェクトを発掘し、広く国内外から寄せられる寄付を原資に、資金面の支援を行う。
もう1つは原発事故アーカイブ事業。福島第一原発事故の記録、記憶をとどめる記念館を建設、運営する。国外を含む各地からの訪問者を受け入れ、原発事故の教訓を後生に語り継ぐ。
福島の人々は原発事故の3カ月後に、原発に依存せずに持続的に発展してゆく将来へのシナリオを選択し、それを宣言。福島は元来、歴史と伝統を重んじ、豊かな自然の恵みを大切にいただき、人と人の温かなきずなを守りながら暮らす土地であった。福島の誇りをもって福島の未来への復興を実現するとともに、二度とこの地球上で原発事故の悲劇を繰り返さないために、福島の教訓を全世界に発信する。