2016年04月25日
Keywords: エネルギー政策 再生可能エネルギー 市民社会・地域
福岡県みやま市は2015年10月30日、公益財団法人日本デザイン振興会が主催した2015年度グッドデザイン・ベスト100の中からさらに厳選され、明日の生活と産業そして社会を拓きうるデザインとして金賞(経済産業大臣賞)を受賞したことを発表した。
ひとつの市が主体となって、大手電力会社に頼らない地産地消の再生可能エネルギーのインフラを整え、環境を保全しながら地域コミュニティを活性化させる総合的な取り組みは国内初。
同市は、電力とIT、ふたつの公共インフラを統合的にリ・デザインすることで、地域課題である高齢者へのサービス充実や若者の定住促進につなげるなど、市民が主体的に参加するプログラムを積極的に作り、また自治体による日本初の電力・サービス提供事業会社を設立した。
今回の受賞を契機に、市政と市民が一体になって地方創生の実行力を高め、具体的には「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中で、住んでよかったと思われる暮らしやすさや安心感を実感できるまち「みやま」のさらなる向上に務めていく。