2014年07月24日
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日本政府と世界銀行は2011年10月、「大規模災害から学ぶ」共同プロジェクトを立ち上げた。 2011年3月11日に起きた東日本大震災から多くを学ぶ必要があるとして、様々な防災・復興支援策から得た教訓をまとめ、国際公共財として世界と共有することを目的としている。
震災発生時には何が機能し、何が課題であったか、またそれは何故か、を分析して取りまとめ、同様のリスクや脆弱性に直面している途上国に対して提言を行う。
第一段階では、6群のテーマ「構造物対策」「非構造物対策」「緊急対応」「復興計画」「ハザードマップ、リスク情報と意思決定」「災害・防災の経済、財政」にまとめられた32の『教訓ノート』を作成。被害と損失に関するデータや事実関係等をあつめて世界に発信し、途上国の専門家や実務者とのあいだで知識を交換し共有を図る。
長きにわたって大規模災害に対応してきた日本の経験を活かして、災害に強い社会を構築するための相互学習と国際協力を推進していく考え。