2014年01月28日
Keywords: 政策・制度 NGO・市民 エネルギー政策
安倍首相の資質に関する有識者の評価。
2013年4月4日時点のアンケートと比べ、平均0.6点(
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安倍政権が発足して1年を迎えるにあたり、認定NPO法人「言論NPO」は2013年12月20日、同政権の実績評価を2.7点(5点満点)と発表した。
対象となった11政策分野で、最も高評価を得たのは復興・防災(3.3点)と農林水産(同)の2分野。復興・防災については、被災住宅の高台移転やがれき処理などへの取り組みを加速している点、東電福島第一原発事故に対し、除染、廃炉、汚染水問題に国主導で対処しようとしている点などが評価された。
エネルギー分野の評価は2.6点。安倍政権は、原発の再稼働について3年以内の結論を目指すこと、持続可能な「電源構成のベストミックス」を10年以内に確立することなどを環境・エネルギー政策に掲げている。だが、原発再稼働については新しい規制基準づくりに時間を要し、結論時期は不透明。最新のエネルギー基本計画案では、「基盤となる重要なベース電源」として原発の必要性を強調しながらも、新設や建て替えなどの具体策は先送りされている。
評価には言論NPOのマニフェスト評価会議に参加する約30名の研究者が参加した。また、実績評価とともに、企業経営者、メディア関係者など447名の有識者アンケートも実施した。結果の詳細は言論NPOのホームページで公開されている。
小島和子