エネルギー・地球温暖化

2012年12月05日

 

鹿島港沖で出力25万kWの洋上風力発電事業が始動

Keywords:  再生可能エネルギー  地方自治体 

 


茨城県は2012年8月29日、鹿島港洋上風力発電事業者として、県内で風力発電事業を行っているウィンド・パワー・エナジーと国内外で同事業の実績を持つ大手商社の丸紅の2社を選定したと発表した。

同県は6月に鹿島港(神栖市)港湾区域内の水域に約680ヘクタールの区域を設定し、洋上風力発電事業者を公募した(下記のJFS記事参照)。

設定区域は2分割され、北側区画はウィンド・パワー・エナジー、南側区画は丸紅が受け持つ。1基5000kWの大型風力発電施設が全体で50基程度建設される予定。総出力は25万kW、年間設備利用率(稼働率)を30%と仮定すると、年間発電量は6億5700万kWh程度と想定され、一般家庭18万世帯分の消費量に相当する。

今後、事業者による環境影響調査、船舶航行安全調査等の実施および事業実施計画の策定、県と事業者との間で事業実施にかかる協定締結を行い、2015年頃から工事着工、2017年頃から段階的に発電を開始する予定。

関連のJFS記事:
鹿島港沖合における洋上風力発電事業者を公募へ

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