エコ・ソーシャルビジネス

2012年06月17日

 

東京ガス 集合住宅版スマートハウスの実証実験を開始

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(非製造業)  環境技術 

 

都市ガス大手の東京ガスは2012年3月14日、経済産業省が推進する「次世代エネルギー・社会システム実証事業」の一つである「横浜市スマートシティプロジェクト」の一環として、集合住宅版スマートハウス実証実験を4月から開始すると発表した。

横浜市磯子区に4階建て集合住宅(24戸)の社宅を建設し、約25kWの太陽光発電装置、約10平方メートルの太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO(ソラモ)」、10台の家庭用燃料電池「エネファーム」等の分散型エネルギーシステムを導入し、かつ熱や電気を住棟全体で融通する。標準的な集合住宅と比較して約4割の一次エネルギー削減と約3割のCO2削減を見込む。

実証実験では、住宅を提供する「作り手」の工夫(分散型エネルギーシステムと自然の風や光を生かすパッシブ設計)による省エネ効果を確認するとともに、家庭用エネルギー管理システムでの熱・電気の需給の見える化等による「住まい手」の省エネ行動促進効果を確認する。

さらに、「エネファーム」や蓄電池を活用し、停電時でも照明など最低限必要な設備への電力供給を継続できる仕組みを作り、集合住宅におけるエネルギーセキュリティを検証する。

東京ガス「次世代エネルギー・社会システム実証」事業開始(関連のJFS記事)
4地域で「次世代エネルギー・社会システム実証」事業開始(関連のJFS記事)

登録日時:2012/06/17 06:00:15 AM


English  

 

 

このページの先頭へ