エネルギー・地球温暖化

2012年02月22日

 

村田製作所、身近にある小さなエネルギーを電気に変換する技術を開発

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(製造業)  環境技術 

 

村田製作所は2011年9月26日、熱や振動、光、電磁波など身の周りに存在するわずかなエネルギーを電気に変換する「エネルギーハーベスティング」を消費電力の少ないセンサや無線などと組み合わせ、エネルギーの検知と情報の送信を行える技術を開発したと発表した。

この技術を応用し、圧力を加えると電圧を生じる透明な圧電フィルムと光発電を組み込んで、リモコンを曲げたり、ねじったりすることでTVの音量調節や選局操作を行えるワイヤレス、電池フリーのアナログ型リモコンを開発。2011年10月4日~8日に千葉県幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN 2011に展示した。

同社は2008年よりエネルギーハーベスティングによる発電の研究をすすめており、現在、圧力や振動、温度差、光を電気に変換する発電素子を有している。バッテリーレス無線発信技術のEnOcean(エンオーシャン)通信の採用で、センシングが必要とされる領域において、電池なしで人を感知した情報や温度情報、ボタンを押したことなどの情報を送信することが行うことができ、今後もさまざまなアプリケーションとの組み合わせや応用が考えられている。

登録日時:2012/02/22 06:00:15 AM

English  

 

参照元

エネルギーハーベスティングに関連したアプリケーションの開発について
http://www.murata.co.jp/new/news_release/2011/0922/


 

このページの先頭へ