2011年04月28日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 企業(非製造業) 再生可能エネルギー
都市ガス大手の東京ガスと電機大手のパナソニックは2011年2月9日、家庭用燃料電池「エネファーム」の新製品を共同で開発し、4月1日発売すると発表した。新製品は、世界最高の定格発電効率40%(低位発熱量基準)を達成、本体価格を従来品より約70万円低い276万1500円に設定。
両社の「エネファーム」は都市ガス仕様(他社にLPG仕様あり)で都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を使って電気と熱を発生させ家庭内で利用するもの。戸建て4人家族で年間の光熱費を約5~6万円、年間のCO2排出量は約1.5トン削減を見込む(従来機との比較・東京ガス試算)。
新製品は発電効率ならびに耐久性を向上したことで、従来品と同等の省エネ・CO2削減効果を維持しつつ、定格発電能力を1.0kWから750Wに変更できた。基幹部品を従来品に比べて30~40%小型化したほか、部品点数を約30%削減、重量を約20%軽量化したことで低価格化を実現した。
設置に必要な面積は約2平方メートルと従来品の半分で設置しやすくなった。リモコンは液晶画面を大型化して発電実績など「エネルギーの見える化」を進歩させ、楽しみながら省エネ活動できるようにしている。
天然ガスの可能性を追求し、
次世代エネルギーの研究開発で、持続可能な社会システムの実現に貢献する
~ 東京ガス株式会社
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登録日時:2011/04/28 06:00:15 AM