エネルギー・地球温暖化

2009年01月29日

 

水素エネルギーを利用する世界最大の「福岡水素タウン」始動

Keywords:  再生可能エネルギー  企業(非製造業)  地方自治体  環境技術 

 

JFS/Minamikazedai-danchi
Copyright 福岡県


福岡県前原市の南風台団地、美咲が丘団地に計画実施中の「福岡水素タウン」で2008年10月11日、家庭用燃料電池システム第1号機設置の記念式典が行われた。同システムを150台規模で設置する世界最大の水素タウンの社会実証事業が始動し、2008年度末から約4年間にわたり省エネ効果などが検証される予定。

これは、福岡県と福岡水素エネルギー戦略会議が環境にやさしい水素エネルギー社会を世界に先駆けて実現するために展開している「福岡水素戦略(Hy-Lifeプロジェクト」の第1弾。福岡水素エネルギー戦略会議は水素の製造、輸送・貯蔵から利用までの一貫した研究開発、社会実証、人材育成などに取り組む全国最大の産学官連携組織。

2008年度中に、新日本石油と西部ガスエネルギーが共同で、新日本石油が開発したLPガス仕様1kW級家庭用燃料電池「エネファーム」を団地内150世帯に設置する。一般的な家庭の電気使用量の約6割、給湯の約8割を賄い、従来システムに比べて3割程度の省エネが可能で、CO2排出量も最大3割程度削減できる。本事業は、新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成を受けて実施される。

福岡水素エネルギー戦略会議平成20年度実証活動支援事業 採択結果
http://www.f-suiso.jp/proofH20.html
福岡 全国初 水素利用技術研究開発に関わる特区認定(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023797.html

登録日時: 2009/01/29 6:00:15 AM

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